ブライダル撮影をはじめてから早いもので15年が経ちました。
都内の結婚式場は100ヵ所以上で撮影させてもらってます。
これだけ結婚式場で撮影していると良い式場と悪い式場が自然とわかったくるもんです。
今回はプロの目線で良い結婚式場と悪い結婚式場の見分け方を書きます。
結婚式の写真で枚数制限がある結婚式場に気をつけよう
「300カットまでは13万円、それ以降は100カットにつき+1万円」
そんな料金体系の結婚式場には気をつけて下さい。
結婚式場の言い分はトラブル防止を避けるためです。
列席者も多く、余興の多いAさんカップルは600カットも撮影してもらったのに、家族だけの少人数で結婚披露宴したBさんは200カット。
これが同じ料金だったらどうでしょう。
最近では結婚式の口コミサイトも充実しており、この事実を知ってしまったBさんはクレームをあげるでしょう。
そのクレームを防止するため、結婚式場はカット数制限を設けてます。
枚数制限を設けてない結婚式場は失敗しない
これはカメラマンの間では鉄板の定説です。
「うちはカメラマンが撮ったデータを全てお渡しします。」
堂々と言える結婚式場は写真で失敗はほとんどないです。
なぜだと思いますか?
それは全てのカメラマンのスキルが一定以上に達しており、かつ自身があるからです。
列席者が多数、余興てんこ盛りだったら枚数が多いのは当たり前です。列席者が少なく余興がない身内だけの披露宴なら撮影枚数が少なくなるのは当たり前です。
それでも撮影枚数に制限が無ければどうするでしょう。
上手なカメラマンは家族だけの披露宴でも話術を使い、様々な写真を撮る様に勤めます。
「じゃあ、結婚指輪を見せて下さい。芸能人のようにね」
「最初はカメラマン、次はご家族様のカメラ目線で」
この時、上手なカメラマンは2人だけでもなく、家族が2人を撮ってる様子などもおさめます。
小さい子どもがいれば、
「綺麗な花嫁さんと一緒に撮ろうか」
「こんなポーズで2人で撮ろうか」
と家族も喜ぶように勤めます。
そこまでしても撮影枚数は列席者が多い方に比べれば少ないですが、限られた時間をフルに使い撮影に勤めます。
撮影制限をカメラマンにかけるとどうなるでしょう
以前定期的に行っていた結婚式場では撮影制限がありました。
どんなに良いカットが沢山撮れても、お客さんには全て納品できませんでした。なくなくセレクトの際に捨ててました。
これが嫌でフリーになったというのもあります。
自信があり、腕が良いカメラマンは全て納品する事に全く躊躇しません。
良い結婚式場は撮った枚数ではなく、拘束時間で撮影代金を請求します。
東京ウェディングスタイルの場合
自分たちの宣伝になりますが、私たちは撮影枚数に制限は設けてません。
ただし、お客様からのご質問で、「何枚撮ってくれますか?」という質問が多かったので、メールにて想定納品枚数は伝えてます。
もちろん、ご出席者される方の人数、イベント数に応じて枚数にブレは発生します。
まとめ
- 撮影枚数に制限がある結婚式場は要注意
- 撮影枚数に制限がない結婚式場は信頼できる
是非、結婚式場を選ぶ際の参考にしてみて下さい。