アンダーズ東京で持込カメラマンとして結婚式の撮影をしてきました。 今回は持ち込みカメラマンからみたアンダーズ東京の結婚式披露宴、撮影方法や制約、口コミ、料理などをブログ形式でレポートします。 これからアンダーズで結婚式をされる方は是非参考にしてください。
アンダーズ東京の撮影制約について
アンダーズ東京の持込みカメラマンは無料です。 基本的には持込み関しては、写真、映像等は全て無料でお客様の要望に全て聞くというスタンス。 今回は写真は東京ウェディングスタイル、映像はfirst filmのミヤモトさん、司会者はココラブワークの林さんでした。
控え室での撮影について
アンダーズ東京でご結婚式をされる全ての方かはわかりませんが、今回の控え室はお二人が宿泊されるお部屋。48階(確か・・・)に位置するゲストルーム。 こんな素敵なお部屋に宿泊されるなんて羨ましいです。 控え室でメイクシーンと簡単な撮影をします。
ロケーション撮影について
アンダーズ東京はロケーション撮影がふんだん!これはキャプテンにお話を聞いたのですが、 お二人の希望を可能な限り聞きながら、天候や流れを見ながら進行して行きます。
ロケーション撮影の流れ
ゲストルーム→エレベーターまでの廊下→1階エレベーターの廊下→正面玄関→ 外階段→お庭→中に戻り1階ロビーの絵の前→51階ツリー→52階スカイウォーク→最後にチャペルでした。
※1階エレベーターの廊下は人通りが多いので時間配分が難しいです。
撮影のコツ
これはフォトグラファー目線のお話ですが、チャペル以外は1ロケーション数ショットで終わらせ、チャペルに余力を残しておくのがコツです。
理由
- 撮影しすぎるとポージングの引き出しが無くなってしまう事(それくらい沢山撮影してもらえます)
- 挙式前に沢山撮影するとお二人が疲れてしまうこと
- チャペルのリハーサル前に時間の調節をし、外での撮影に疲れてしまったらお二人が座り事ができる
※こういった流れを読むのも上手なカメラマンのポイントです
親族紹介について
リハーサルが終え、51階に移動し各家族のお部屋に行きます。 アンダーズ東京のスゴいところは、各家族の控え室がとにかく広く天井が高いです。そして、皆さん51階からの景色をずーっと外を見てました。 東京タワーの展望台よりも高いところに控え室なんて感動ですね。
家族と談笑した後、親族紹介室に移動し親族紹介。各家族に2部屋、親族紹介用に1部屋。もう贅沢使いです。
挙式の様子
ホテルの最上階(52階)にあり東京で最も空に近い場所にある独立型チャペルです。 内装はシンプルですが椅子などは全て天然素材と高級感が漂います。 席は7列とキャパに関しては多くはありませんが70人まで収容可能との事です。
進行に関しては一般的な挙式とさほど変わりはありません。持込みフォトグラファーであっても自由に動けます。
挙式後のウェルカムパーティー
東京で一番空に近い結婚式場というだけあり、チャペルを出ると東京を一望できるスカイウォーク。
挙式の後は集合写真です(お二人のリクエスト) 。
フォトグラファーから目線
持込みフォトグラファー目線になりますが、ここでの感動ポイントは大きめの脚立を貸してくれる事。 これ意外とは思いますが、他の結婚式場では絶対貸してくれません。
スタッフに聞くと
「うちはお客様ファーストですから、持込みの方であっても全力でサポートします」
お客様ファーストと言いきるスタッフさん格好良すぎ!
52階でのウェルカムパーティーの様子ですが、シャンパンやお洒落なチョコなど、ブランドの新作発表パーティーの様です。 ウェルカムパーティーから受付をして、そのまま披露宴会場に入場します。
披露宴について
今回の披露宴は52階のルーフトップスタジオです。
可能な限り自分たちの特色を出したかったお二人。少しでも来てくれた方との距離を縮めたかったと、高砂のテーブルを取ることで垣根をなくしました。 とっても斬新なアイデアで今後流行る予感がします。
またお二人のお話を聞くと、高砂のテーブルを取ったり、両サイドの観葉植物やアイテムなど、オリジナルを大事にしてくれるのがアンダーズ東京の特徴でもあるとの事でした。
披露宴の進行
一般的な披露宴会場と大きな差はありません。
入場→挨拶→主賓挨拶→乾杯→ケーキカット→お色直しのため一時退場。
お色直し入場→各宅写真→フリー時間→祝電→お手紙→お開き
アンダーズ東京のお料理
- 中トロのタルタルビネガーでマリネした大麦の新芽のサラダ
- タラバ蟹 ビスク仕立てリゾット モリーユセルバチコ添え
- 青リンゴのソルベ パンプキンシードオイル バジル
- 国産F1牛ヒレ肉グリル キャロットグラッセ ベイクドポテトロングペッパーソース
- フォンダンショコラ ラズベリーマリネバニラアイス
サービススタッフについて
アンダーズ東京で一番ビックリしたのは、サービススタッフがとにかく多い事です。スタッフが多い場所でも1テーブルにつき1人ですが、アンダーズ東京の場合は1テーブルにつき1.5人〜2人。 この話しをキャプテンに聞いたところ、
「アンダーズ東京のコンセプトは、出来立ての料理を早くお客様に食べてもらいたい事です。効率にも限界がありので、必然的に人数が多い方がいいんですよ」
とサラリと回答。どこまでカッコいいんですか!
確かに厨房が披露宴会場の横にあり、盛りつけもキッチンカウンターの所でやっており、完成したら直に持って行ってます。
ウェディングプランナーさんの印象
今回、お二人の結婚式を担当したのはプランナーのO.Tさん お話を聞くいて分かるのは、とにかく頭の回転が早く行動が機敏。 様々な案件を一人でまわすシーンを見ていると、かなりデキるプランナーさんの印象です。
日本のウェディングプランナーさんは、プランニングというよりは営業の要素が強いですが、 外資のホテルだからでしょうか、持込みを自由にする事でお二人に合った業者(写真、映像、司会者、メイク)を提案・プランニングする欧米スタイルでした。
今後、本当のウェディングプランナーを目指す方はアンダーズ東京で働く事をお勧めします。
その他の持込み業者について
first filmの印象
まず、今回初めて一緒にお仕事をさせて頂いたfirst filmのミヤモトさん。とにかく編集力のスゴさには同じ業者としてビックリです。 挙式+披露宴の入場までを撮影しながら、短時間で編集作業まで行います。
普通の結婚式場なら慣れた映像記録と編集2人でやる作業を、 持込みという環境で全て1人で行うのはプロ中のプロです。 今回は研修中の方と2カメでしたが、同じ業者としてタメになるお話を聞けて勉強になりました。
ココラブワークの印象
ココラブワークの林さんは今回が2回目。披露宴の流れを見ながら、最適な間でアナウンスされていたのが衣装的。
「あの司会者さん美人じゃね〜」
と男性テーブルから声が上がるほどの美人さん。 あのクウォリティーなら、もっと値段を上げてもいいのな〜って思うほど良心的な値段です。
アンダーズ東京の総評・口コミ
2014年6月に開業したアンダーズ東京。まず気になったのはスタッフの制服がお洒落な事です。高級ホテルは黒服!ってイメージがありますが、アンダーズ東京の制服は濃い青の水玉シャツ。威圧感も無く、まるで海外のリゾートホテルにいる気分になります。
次に持込み関して基本的に制限も無いというところ。その理由も自社の利益を守るという日本式ではなく、お客様の立場となり最適なプランを紹介する欧米プランニングスタイルであるところ。
日本で欧米プランニングスタイルを採用している結婚式場もかなり少数ではないでしょうか。今後間違いなく流行るスタイルです。
費用・予算
費用に関しては日本の一般的なホテルに比べ相場の1.5倍くらいで、口コミでも予算が高い事が大きくクローズアップされてますが、スタッフの質やホテル設備を考えれば安い方ではないでしょうか。
また外部スタッフに関してもセキュリティーをきっちりしているので、最近では芸能人などVIPも宿泊や結婚式で使われてるらしいです。
都内で100カ所以上の結婚式場で撮影をしてますが、アンダーズ東京はかなりオススメです!
以上、アンダーズ東京で結婚式を考えてる全ての方に他の口コミサイト同様、今回の撮影レポートを参考にしてもらえると嬉しいです。
お客様の声
先日は有り難うございました。さっそくDLさせていただきました。 カット数が多く写真も大満足です。またゲストも多く撮って頂き嬉しかったです。 この度はおかげさまで良い式をあげることが出来ました。誠に有り難う御座いました。
撮影納品枚数:838枚
撮影プラン:結婚式+披露宴
→プラン・料金はこちら
尚、アンダーズ東京では他の結婚式場に比べ拘束時間が長いので、追加料金を頂いております。
また、今回の撮影はメインカメラマンとレポート用スタッフの2名ですが、通常は全て1人で撮影致します。 予めご了承下さい
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